この記事では、こんな疑問を解決します
記事の内容
- オレイン酸とは
- オレイン酸の配合量が少ない美容オイルの種類
- インナードライ肌はオレイン酸を使っていいのか
インナードライ肌の人は、オレイン酸が入った美容オイルを使っていいのか気になりますよね
そもそもオレイン酸って何なのか、どんなオイルに入っているのかなど調べました。
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インナードライ肌の人はオレイン酸が入った美容オイルを使っていい?
- インナードライで大人のニキビができやすい人→使わない
- インナードライが軽い人→オレイン酸が少ないオイルを使ってみる
- インナードライでほっぺが赤く肌荒れしている人→使わない、ヒト型セラミド入りスキンケアを使う
わたしの体感ですが、基本的にインナードライで大人のニキビができやすい人には美容オイルおすすめしません。
インナードライの人は、水分が少なく皮脂がたくさん出ているお肌。すでに皮脂がでているのに、美容オイルを使うと大人のニキビが発生する原因となってしまいます。
美容オイルを使って大人のニキビができてしまったら使用をやめましょう
オレイン酸って何?
オレイン酸は、皮脂が酵素によって分解されたあとに発生する不飽和脂肪酸の1つ。
皮脂は、トリグリセリド(中性脂肪)、遊離脂肪酸、ワックスエステル、スクワレン、コレステロール、コレステロールエステルなどから構成されています。
オレイン酸は、トリグリセリドがリパーゼによって分解されたあとに発生する遊離脂肪酸なんですね
トリグリセリド | 分解→ | 分解されたあとの遊離脂肪酸 |
|
リパーゼなどの皮脂分解酵素 | 【飽和脂肪酸】
【不飽和脂肪酸】
|
「飽和脂肪酸」は、動物性脂肪に多く含まれ酸化しにくい成分
「不飽和脂肪酸」は、植物油や魚に多く含まれ空気や光、熱により酸化しやすい成分
→オレイン酸は1価不飽和脂肪酸で酸化しにくく、リノール酸やリノレン酸などの多価不飽和脂肪酸は酸化しやすい
オレイン酸の働き
オレイン酸は、植物脂多く含まれていて保湿力が高く酸化しにくい成分です。
角質層のすみずみへ浸透し、角質層から水分が逃げるのを防いでくれます。
でも、オレイン酸にもデメリットが…。毛穴を目立たせたり大人のニキビのもとになってしまうというデメリットがあります。
大人のニキビができる原因
大人のニキビができる原因はさまざまですが、1番の原因は ”毛穴のつまり” です。大人のニキビが発生するステップをみていきましょう
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1肌が乾燥すると皮膚の表面が未成熟なものになる
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2水分保持ができず硬いお肌になる
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3肌表面が硬くなると、古い角質や皮脂が毛穴につまりやすくなる
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4毛穴がつまって大人のニキビが発生
そして、オレイン酸が遊離脂肪酸としてお肌の上にたくさんあると、大人のニキビができやすくなるので良くないんですね。
>オレイン酸の肌への影響を詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください
次に、オレイン酸を含む美容オイルの種類や含有量をみていきましょう
美容オイルに含まれているオレイン酸の含有量
オレイン酸含有率 | オイルの種類 |
30%以上 | 椿油85%、オリーブオイル55%~83%、アルガンオイル47%、セサミオイル45%、アボカドオイル、こめ油42%、アプリコットカーネルオイル、山茶花油、サンフラワーオイル、シアバター、アーモンドオイル、マカデナッツオイル、マルラオイル、モリンガオイル、ハトムギ油、パーム油、セサミオイル、馬油35% |
10%~20% | ローズヒップオイル10~20%、グレープシードオイル12~20%、ラズベリーシードオイル12%、ホホバオイル12% |
10%以下 | バージンココナッツオイル6~10%、ひまし油7% |
美容オイルは、種類がたくさんあるのでここに書ききれていないものもあります。
よく耳にする美容オイルをあげてみましたが、オレイン酸が30%以上含まれたものが多いことが分かりますね。
次に、オレイン酸が20%以下と少ない美容オイルの詳細をみてみましょう。
グレープシードオイル【PR】
グレープシードオイルは、リノール酸が70%、オレイン酸が12~20%のオイルです。
ぶどうの種子からとれるオイルで、肌をなめらかにしてくれ保湿力が高いです。
ビタミンEやポリフェノールが豊富。やや酸化しやすいオイルですが、軽い付け心地で無臭です。
リノール酸
リノール酸も、オレイン酸と同じ不飽和脂肪酸の1つ。
リノール酸は、人体で作れず酸化しやすい成分。肌をやわらかくし、水分が逃げないよう防いでくれます。
ローズヒップオイル【PR】
ローズヒップオイルは、リノール酸43%、オレイン酸13~20%のオイルです。
ローズヒップオイルは、ローズヒップの種子からとれるオイルで、保湿力が高く肌にハリを与えてくれます。
ビタミンCが豊富。酸化しやすいオイルです。
ローズヒップオイル
ローズヒップオイルは、ビタミンCが豊富なので大人のニキビができやすい人にもおすすめ。ですが、大人のニキビ発生中にはオイルはおすすめできないので注意してください
ラズベリーシードオイル【PR】
ラズベリーシードオイルは、リノール酸が48~58%、オレイン酸が12%のオイルです。
ラズベリーシードオイルは、ラズベリーの種子からとれるオイルでビタミンE、ビタミンAや必須脂肪酸が豊富。
サラッとしたオイルで、肌のキメを整えハリを与えてくれます
ワックスエステルベースのホホバオイル【PR】
ホホバオイルは、人の皮脂にも含まれるワックスエステルという成分が主です。オレイン酸は、12%。
ホホバは、アメリカやメキシコの砂漠で育つ植物。ホホバオイルは、ホホバの実からとれます。
ビタミンE「αトコフェロール」を多く含み、水分の蒸発を防ぎ酸化しにくいオイルです
ホホバオイルには2種類あり、透明なホホバオイルは熱を加えて抽出されておりゴールドのホホバオイルは非加熱です。
オレイン酸が10%以下のバージンココナッツオイル【PR】
バージンココナッツオイルは、オレイン酸が6~10%のオイルです。
飽和脂肪酸のラウリン酸・ミスチリン酸・パルミチン酸・ステアリン酸が多いオイル。
バージンココナッツオイルは、ココナッツの果肉を低温圧搾して抽出されたオイルです。
バージンココナッツオイルを選ぶときは、フィリピン産かスリランカ産を選び、コールドプレス製法(低温圧搾)であるかどうかを確認して購入しましょう
オレイン酸7%のヒマシ油【PR】
ヒマシ油は、オレイン酸7%、リノール酸3.6%のオイル。
ヒマシ油は、キャスターオイルとも呼ばれトウゴマの種から抽出されたオイルです。
はちみつのようなトロッとした重たいオイルで、保湿力が高いです。
スクワラン【PR】
スクワランオイルは、オレイン酸が入っていません。
深海ザメからとれる動物性とオリーブや大豆などからとれる植物性のオイルとがありサラっとしているのが特徴。
スクワレンは、人の皮脂に存在している成分なので肌へのなじみがいいです。
スクワランオイルは純度が高いものを選びましょう。動物性のスクワランオイルの方が、酸化しにくいです。
美容オイルを使う際に気をつけること
最後に、美容オイルを使う際に気をつけることをみておきますね
ココに注意
- 酸化したオイルを肌につけない
- 酸化しやすいオイルの保管には気をつける
- 敏感肌の人は、精製されたオイルを使った方がいい
- 美容オイルをたくさんつけると、毛穴づまりを起こし大人のニキビの原因になる
オイルには、酸化しやすいもの酸化しにくいものがあります。酸化しやすいオイルの保管には気をつけてくださいね。
美容オイルをたっぷりつけると、毛穴づまりをおこし大人のニキビや肌荒れの元になるので適量を守って使いましょう
インナードライ肌はオレイン酸が入ったオイルを使ったらダメなのかまとめ
- オレイン酸は、不飽和遊離脂肪酸の1つで保湿力が高い
- インナードライの人は、皮脂の多い肌質。基本的には、美容オイルはおすすめしません
- インナードライ肌の人で、大人のニキビができやすい・毛穴が目立つ人はオレイン酸が多いオイルをさける
- 大人のニキビができないインナードライ肌の人は、オレイン酸の少ないオイルから使ってみる。オレイン酸が心配な場合は、スクワランオイルを使ってみる
美容オイルには、メリットとデメリットがあるので自分に合ったオイルをぜひ見つけてくださいね。美容オイルを選ぶさいの参考になるとうれしいです。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました♡
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